#2 参考文献について

さまざまなブログや記事を読んでいると、「この情報の出典はどこなのだろう?」と思うことが少なくない。中には、そもそもどこから情報を得ているのかがまったく明示されていないものも見かける。

もちろん、法的な問題として出典を明らかにすべきという側面もあるが、それ以上に、情報というのは人を介すことで、いつの間にか歪んでしまうものであるように感じている。蛇に足を描くようなことをしてしまったり、逆に実は必要であった頭を描き損じてしまったり。

そもそも、最初にそれを研究し、言葉にした人の意図を完全に再現することは、ほとんど不可能に近いだろう。だからこそ、たとえ孫引きであっても、その筆者がどこからその「ネタ」を得たのかを知ることが、”僕にとっては”とても大切なのだ。

そんな考えを僕は持っているので、この「ことばノート」でも、できるかぎり出典を明示していく方針で書いていきたいと思う。加えて、これは僕自身の勉強ノートでもあるので、後から自分が原典にたどり着けるようにという目的もある。

とはいえ、僕が普段から論文を読んでいるわけではないため、今の段階では論文レベルの情報にまで踏み込むのは難しく、主に一般書や教科書を読みながら考えることが中心になっている。今後、より専門的に掘り下げられるようになった時には、論文ベースの記事にも挑戦したいと思っている。

興味を持ってくださった方は、まずは紹介されている一般書を手に取ってみてほしい。僕自身、読みながらさまざまな気づきや疑問が浮かんでくることが多い。そうしたプロセスを共有しながら一緒に考えていけたら嬉しい。

今後の記事の末尾には、本記事参考文献欄と同様の形で、参考文献や読書メモを掲載するつもりなので、参考にしてほしい。

参考文献

(日本語表記)

慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員『学生による学生のためのダメレポート脱出法』、慶應義塾大学出版会、2021年。

(英語表記:英語で書かれた文献については下記のように記載します)

Keio University Learning Advisors. (2021). Gakusei ni yoru gakusei no tame no dame repōto dasshutsu-hō [How to escape from bad reports: For students, by students]. Keio University Press.

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